「県政進めたい」兵庫・斎藤知事 会見で改めて辞任否定 2日後には就任丸3年「県職員の皆様仕事にしっかり取り組んでいる。感謝申し上げたい」

AI要約

斎藤元知事は辞任を否定し、今後も県政を進める意向を表明。百条委員会や第三者委員会が問題を調査する中、疑惑が事実であることが次第に明らかになっている。

元県民局長の告発により、斎藤知事がパワハラや贈収賄の疑惑にさらされる。しかし、告発文の一部内容が事実でないとされたことから、局長は懲戒処分を受けたが、後に疑惑が実証された。

元県民局長の死亡後、残された音声データにより、斎藤知事のスキャンダルが一層浮き彫りに。知事はワインの贈受を認める一方で、かつて否定していた事柄が真実だったことが明らかになっている。

「県政進めたい」兵庫・斎藤知事 会見で改めて辞任否定 2日後には就任丸3年「県職員の皆様仕事にしっかり取り組んでいる。感謝申し上げたい」

兵庫県の斎藤知事は30日の記者会見で、改めて今後も知事として「県政を進めたい」と述べ、辞任を否定した。

兵庫県 斎藤元彦知事:現在の状況になって、県民の皆さんにご心配おかけしていることは、お詫び申し上げたい。いろいろな指摘やご批判は真摯に受け止めて対応していきたい。 応援していただいている方への感謝もしっかり抱いて県政を進めていきたいと考えています。

兵庫県 斎藤元彦知事:百条委員会や第三者委員会の審議や調査がこれから本格化しますから、そこにしっかり対応することを通じてこの問題に対応していきたい。 県職員の皆様日々の仕事にしっかりと取り組んでもらっている。そこに対しては感謝申し上げたいと思います。

ことの発端はことし3月、元西播磨県民局長(60)が、斎藤知事のパワハラや物品をねだった疑惑などを告発する文書を一部の報道機関などに配布した。

それに対し、知事は当時…

兵庫県 斎藤元彦知事:事実無根の内容が多々含まれている。業務時間中に嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格です。

この会見などを受け、元県民局長は県庁内に設置された窓口に公益通報したものの、ことし5月に告発文は「核心的な部分が事実でない」として停職3カ月の懲戒処分を受けた。

しかしその後、一部の疑惑が事実だったことが判明。 告発を調査するための百条委員会が設置されたが、今月7日、元県民局長が死亡しているのが見つかった。自殺と見られる。

元県民局長は「死をもって抗議する」という主旨のメッセージとともに、斎藤知事が上郡町の特産品のワインを求めた発言とみられる音声データを残していた。

斉藤知事とみられる音声:ワイン、私飲んでないので、ぜひまた。この間、いちごと…塩はあれですけど…折を見て、よろしくお願いします。

知事はワインの受け取りについて認め、当初は完全否定していた様々な疑惑が事実だったと判明する事態に。