熱中症搬送、1週間で1万人超 猛暑続き死者は23人

AI要約

総務省消防庁によると、全国で1週間に1万2666人が熱中症で救急搬送され、搬送者数が1万人を超えた今シーズン初めてのことであり、17都県で23人の死亡が確認された。

猛暑が続く中、今後も最高気温35度以上の猛暑日が広範囲で予想されており、消防庁は水分補給やエアコンの適切な使用などの対策を呼びかけている。

搬送者のうち、65歳以上の高齢者が57.5%を占め、重症者や中等症者も多く、慎重な注意が必要とされている。

 総務省消防庁は30日、熱中症により7月22~28日の1週間に、全国で1万2666人が救急搬送されたとの速報値を公表した。1週間の搬送者数が1万人を超えるのは今シーズン初めて。全国で猛烈な暑さが続いたためで、前週から3588人増えた。福島、石川、岡山など17都県で計23人の死亡が確認された。

 今後も広範囲で最高気温35度以上の猛暑日となる見込みで、消防庁は小まめな水分補給や適切なエアコン使用などの対策を呼びかけている。

 搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者は334人、短期の入院が必要な中等症は4108人。65歳以上の高齢者が7279人で全体の57.5%を占めた。