遺体は行方不明の巡査部長 山形大雨、殉職2人目

AI要約

山形県警は29日、新庄市で見つかった遺体が行方不明の巡査部長であることを確認。死因は溺死であり、殉職として警部に2階級特進された。

同署に勤務していた巡査長も大雨の中殉職した。

佐藤颯哉巡査部長は交通課で活躍し、部下からは兄貴分として慕われていた。

 山形県警は29日、同県新庄市で28日に見つかった遺体の身元について、救助要請対応中に行方不明になっていた新庄署交通課の佐藤颯哉巡査部長(29)と確認されたと発表した。死因は溺死。殉職と判断して警部に2階級特進させた。

 今回の大雨では、パトカーで一緒に出動した同署真室川駐在所の玉谷凌太巡査長(26)=警部補に2階級特進=も殉職した。

 佐藤さんは2017年に任官し、昨年10月から同署交通課で交通指導や事故捜査に従事していた。署の上司によると、事故を減らそうと悪質な違反の摘発などに取り組み、仕事ぶりは県内トップクラス。部下の面倒見も良く、若手の兄貴分のような存在だったという。