「まずは真実を」兵庫知事の進退めぐり維新代表が見解示す

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書をめぐる問題を受け、日本維新の会の馬場伸幸代表は28日、斎藤氏の進退について真実を明らかにし、事実が判明すれば適切な判断をする考えを示した。

斎藤氏は知事選で当選したが、問題が浮上し、兵庫県連会長などから辞職勧告も出ている。

馬場氏は調査が進んだ場合、真相が判明した時には本人と直接話し、適切な判断をすることになると述べた。

「まずは真実を」兵庫知事の進退めぐり維新代表が見解示す

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書をめぐる問題を受け、日本維新の会の馬場伸幸代表は28日、斎藤氏の進退について「まずは真実をつまびらかにし、事実と判明すれば、しかるべき判断をするように本人に話をする」と見解を示した。維新の県組織「兵庫維新の会」が同日、神戸市内で開いた維新政治塾に講師として参加後、報道陣の取材に答えた。

斎藤氏は令和3年の知事選で自民と日本維新の会の推薦を受け、初当選。自民兵庫県連会長の末松信介参院議員は今月14日の県連大会で、一連の問題で県政の停滞を招いた斎藤氏に対し「大きな、正しい決断をしていただきたい」と辞職を含めた対応を求めていた。

この日、馬場氏は斎藤氏の進退について「われわれが守る、守らないでなく、まずは真実をつまびらかにする」と強調。一方、調査で疑惑が事実と判明した場合は、「生みの親の一人であるという立場からしかるべき判断をするように本人に直接話をすることになる」とも話した。

疑惑の調査のため県議会の調査特別委員会(百条委員会)とは別に、議会の要請を受けて第三者機関の設置も決まっていることを念頭に、「わざわざ百条委員会を開くものなのか」と疑問を呈した。

また、斎藤氏と県議会との関係性に関して「維新の県議団が特別な思いがあり、盾になっているということは全くない。(調査で)事実関係をつまびらかにする方向で他の会派とも協力するところはしている」と述べた。