「言葉で言い表せない」 新潟市内でも喜びの声 世界遺産

AI要約

佐渡島への玄関口となる新潟市内で250人が世界遺産登録審議を見守った。

審議で「佐渡島の金山」の登録が決まり、市民らは喜びを表現した。

登録を機に観光客や移住者の増加が期待され、市長も文化的価値を伝えたいと意気込む。

 佐渡島への玄関口となる新潟市内でも、市民や関係者ら約250人が世界遺産委員会で行われた審議の様子を見守った。

 「佐渡島(さど)の金山」の登録が決まると、佐渡と同様に金色のスティックバルーンを笑顔でたたいた。

 新潟市民らでつくる「佐渡を世界遺産にする新潟の会」の池田哲夫会長(73)は、これまでの経緯を振り返り「感激している。言葉では言い表せない」と笑顔を見せた。

 仕事で佐渡市に2022年までの3年間住んでいたという男性(61)は、「コロナで人が減っていたが、世界遺産登録を機に観光客や移住者が増えるのではないか」と期待を寄せた。

 新潟市の中原八一市長は「長い間紆余(うよ)曲折を経てきた。多くの皆さんの応援のたまものだ」と語り、「佐渡の玄関口の一つとして、佐渡の文化的な価値を伝えていきたい」と意気込んだ。