カヌー 羽根田卓也(36)&田中雄己(22) “グイグイ”指導 お茶目な“新星”とユーモア溢れる“レジェンド”【パリ五輪】

AI要約

羽根田卓也選手と田中雄己選手は、東海地方出身で練習パートナーであり、異なる年齢層のカヌー選手。

羽根田選手は経験豊富な“レジェンド”で5回目のオリンピック出場を果たし、田中選手は若手“新星”で初の五輪代表。

お互いの練習方法や才能を認め合い、パリオリンピックに向けて切磋琢磨している。

カヌー 羽根田卓也(36)&田中雄己(22)    “グイグイ”指導 お茶目な“新星”とユーモア溢れる“レジェンド”【パリ五輪】

5回目のオリンピック出場を決めた“レジェンド”羽根田卓也選手と、初の五輪代表を決めた“新星”田中雄己選手に迫ります!

カヌースラローム カナディアンシングルのパリオリンピック™代表・羽根田卓也選手は、愛知県豊田市出身の36歳。

カヌースラローム カヤックシングルの田中雄己選手は、岐阜県中津川市出身の22歳。

そんな2人は、ともに東海地方出身で、なんと練習パートナー。このスペシャルな2人の対談をお届けします!

Q:お互いの印象は…?

(羽根田)「(田中選手は)いろいろなアドバイスとか話を、素直に聞いてくれるところはもちろんあるんですけど、“意外と頑固”だなっていうところはあるかもしれない」

(田中)「最近ちょっとね、(自分でも)わかってます(笑)」

(田中)「(羽根田選手は)面白く、ユーモアあるなとは思ってたんですけど、水の上では、本当に俺を笑わせにきてくれる」

すると、羽根田選手が聞き返します。

(羽根田)「練習中の方が面白いって?(笑)」

(田中)「おもろいっすね!」

羽根田卓也選手は、去年の10月に行われたカヌーのアジア選手権で優勝。5回目のオリンピック出場を決めた“レジェンド”です。

■「“水の感覚”を彼は持っている」

田中雄己選手は、去年9月にイギリスで行われた世界選手権で15位になり、見事パリオリンピックの代表を掴みとりました。

田中選手は「羽根田選手の漕ぎをみて学ぶことも多い」と語りますが、対する羽根田選手は…

(羽根田)「パリオリンピックを目指すにあたって、自分の変化をつけるという意味でも、田中選手と一緒に練習することが、非常にプラスになる」

お互い認め合う関係性のようです。

Q:羽根田選手が感じる田中選手の強みは…?

(羽根田)「カヌースラローム競技に最も大切な、“水の感覚”を彼は非常に持っているってことですね。水の呼吸を感じ水をつかむ、それをカヌーの推進力に変えるっていう、何よりも大切な技術というか、フィーリングを彼はしっかり持っています」

水の呼吸を感じるという田中選手がカヌーを始めたのは、小学3年生のころ。実家に近い、岐阜県恵那市の阿木川ダムでカヌーに没頭していたそうです。