非公開氏名誤って裁判長読み上げ 高松高裁「不注意だった」

AI要約

交際男性からの暴力被害を主張する女性が慰謝料を求めた民事訴訟で、高松高裁裁判長が非公開を希望する女性の氏名を誤って読み上げた。

裁判長のミスを認めた高裁は女性側に謝罪し、代理人弁護士も謝罪を受け入れる意向を示した。

女性が氏名の非公開を希望していた中、裁判長の誤読が遺憾な出来事として報じられた。

 交際していた男性から暴力を受けたと主張する原告女性が慰謝料を求めた民事訴訟の控訴審で、高松高裁の裁判長が26日、判決言い渡しの際、非公開を希望する女性の氏名を誤って読み上げた。高裁は取材に「裁判長の不注意だった」とミスを認め、女性側に謝罪したと明らかにした。

 女性の代理人弁護士は取材に「読み上げたことは誠に遺憾だが、謝罪を受け入れる方向だ」と話している。

 高裁や女性の代理人弁護士によると、裁判長が26日午後、判決を言い渡す際、事件番号と一緒に女性の氏名を読み上げた。女性側は氏名について閲覧制限を申し立てており、非公開を希望していた。