作業のように淡々と「給湯器ドロボー」狙われた"生活必需品” 過去に約30万円の被害も きっかけは金属価格の高騰

AI要約

東京・八王子市で19日、給湯器やエアコン室外機が盗まれる事件が発生。防犯カメラに犯人の姿が捉えられる。

被害者は給湯器や銅管などが盗まれ、過去にも同様の被害があったことを証言。

窃盗事件の背景や被害状況、警察の捜査状況について報じられている。

作業のように淡々と「給湯器ドロボー」狙われた

東京・八王子市で19日、給湯器やエアコン室外機を盗み出す男らの姿がカメラに捉えられた。被害者は、廃材保管場所からエアコンの室外機や給湯器を複数台、銅管などを盗まれており、以前にも同様の被害にあったという。

東京・八王子市で19日午後9時頃、防犯カメラの目の前に窃盗犯の車が停められていた。

車に積み込まれていたのは、給湯器だ。防犯カメラに映る男は、さらに別の給湯器を運んできた。男は、どこの家庭にもある生活必需品を狙った"給湯器ドロボー”だった。

車の中には2台の給湯器が斜めに積み上げられ、その横にはエアコンの室外機のようなものまであった。被害に遭ったのは、水回りの工事などを請け負う男性で、仕事で出た廃材などを保管していた駐車場を狙われたという。

被害に遭った男性は「盗まれたのは、エアコンの室外機。そして、給湯器が4台あるはずなんです」と話す。

さらに、被害は他にもあった。防犯カメラには、2人がかりで重たそうに箱を運ぶ男が映っており、その中身は銅管だった。

被害に遭った男性は「銅管と合金、30kgから40kgくらいの重いのが置いてあった」と話す。

実は、被害者は3カ月ほど前にも同じく給湯器などが盗まれ、約30万円相当の被害に遭ったという。

給湯器などが狙われていることについて、被害者はあるきっかけがあったと話している。

被害に遭った男性は「金属の値段が上がったら、急に窃盗が増えました。銅の値段が上がってからだと思う。廃材もひとつの財産なんですよ。それを売って、また仕事を回してるんで」と悲痛な思いを語った。

男性は被害届けを提出し、警視庁は捜査を進めているという。

(「イット!」 7月25日放送より)