百円玉4千枚を盗んだ容疑 両替できず入金したのが「動かぬ証拠」に

AI要約

熊本県警が建設作業員と契約社員の2人を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕した。

2人は40万円の現金を盗み、約4千枚の百円玉を奪った疑い。

容疑者は透明容器に貯金しているのを目撃され、防犯カメラには硬貨入り容器を持っている姿が映っていた。

 百円玉ばかり約4千枚を盗んだとして熊本県警熊本南署は24日、建設作業員(66)=熊本市西区=と契約社員(41)=福岡県大牟田市=の2人の男を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。

 調べでは、2人は4月13日午後11時ごろ、熊本市中央区のアパートの一室に侵入し、この部屋に住むリフォーム業の男性(72)が「百円玉貯金」をしていた総額約40万円の現金を盗んだ疑い。

 容疑者の1人は、被害者の男性と仕事で付き合いがあり、部屋を訪ねたこともあったという。その際、透明の容器に百円玉をためているのを目撃していたと同署はみている。2人は容疑を認め、「お金が欲しかった」と話しているという。

 約20キロの重さの硬貨入り容器を抱えた姿は防犯カメラにとらえられていた。4千枚もの硬貨はあまりに多すぎて、すぐには両替してもらえず、銀行口座に翌日、全額入金したことも「動かぬ証拠」になったという。(森北喜久馬)