上半期の交通事故死、2年連続増 高齢者運転は操作ミス多く

AI要約

今年上半期の全国交通事故死者は前年より1人増の1182人で、2年連続の増加だが感染症前の水準よりは低い。

75歳以上の運転者による死亡事故では操作不適が増加し、特にブレーキとアクセルの踏み間違いが急増。

事故件数は減少し、都道府県別では千葉が最多の死者数を記録。

 今年上半期(1~6月)の全国の交通事故死者は、前年同期より1人多い1182人だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。2年連続の増加だが、新型コロナウイルス禍前の水準よりは少ない。75歳以上の車の運転者による死亡事故原因では、車の操作を誤る「操作不適」が19件増の55件で、中でもブレーキとアクセルの踏み間違いは8件から23件と約2.9倍になった。

 事故件数は6742件減の14万201件。負傷者数は8586人減の16万5739人だった。都道府県別の死者数では、千葉が72人で最多。東京が69人、愛知が65人で続いた。最少は鳥取の4人。島根5人、富山7人の順だった。