埼玉で突風 部活動中の高校生が倒木で頭打ち重傷、看板落下で負傷も

AI要約

埼玉県で突風による被害が相次ぎ、歩行者が看板に巻き込まれて重傷を負う事故が発生。

さらにゴルフ練習場ではポールが倒壊し、周辺住宅にも被害が及んだ。

野球部の部活動中にも男子高校生が倒木で重傷を負い、熊谷地方気象台によると観測史上最大の風速が記録された。

埼玉で突風 部活動中の高校生が倒木で頭打ち重傷、看板落下で負傷も

 最高気温が35度を超えた埼玉県では24日、大気が不安定となり、突風による被害が相次いだ。

 川口市本町4の路上では、同日午後0時45分ごろ、「看板が落下して歩行者の男性が巻きこまれた」などと119番があった。消防によると、歩行者の男性(63)が頭を打って病院に搬送され、重傷とみられる。落下した看板は縦1・6メートル、横16・8メートル。建物に設置されていた飲食店の看板とみられる。

 志木市のゴルフ練習場では、ネットを張ったポールが倒壊。市によると、ポールの一部とみられるコンクリート片が飛散し周辺の住宅にも被害が出たという。

 毛呂山町では、グラウンドで野球部の部活動中だった男子高校生が倒木で頭を打つなどして重傷を負った。

 熊谷地方気象台によると、正午ごろにさいたま市桜区で22・3メートル、鳩山町で20・1メートルの最大瞬間風速を観測し、いずれも7月の観測史上最大を記録した。