平和の尊さブラジルで訴え 被爆者女性、首相と面会

AI要約

岸田文雄首相がブラジルを訪問し、広島出身の黒い雨被爆者である渡辺淳子さん(81)と面会した。被爆者としての立場から原爆の恐ろしさと平和の尊さを伝える活動を行っている。

渡辺さんは2歳の時に黒い雨にさらされた経験があるが、その記憶はない。日本からブラジルに移住し、「花嫁移民」として新たな生活を始める中で、40歳で初めて自分が被爆者であることを知った。親からは差別を恐れて黙っていたという。

渡辺さんは60歳で在ブラジル原爆被爆者協会に参加し、原爆の被害を伝える活動を始めた。自らの体験を通じて原爆の悲劇を伝え、平和の大切さを訴えている。