今年最多の熱中症警戒アラート　台風は非常に強い勢力へ　九州北部で梅雨明け

気象庁は22日午前、九州北部の梅雨明けを発表しました。山口県を含む九州北部は平年より3日遅い夏の到来となっています。これで梅雨明けしていない地域は残すところ東北と北陸となりました。22日は広い範囲で真夏の厳しい日差しが照り付け、危険な暑さとなっています。

22日朝は青森や秋田、仙台でも気温が25℃を下回らず、今年初めての熱帯夜となりました。また、東京、名古屋、大阪はいずれも午前7時30分までには30℃を超えて朝から暑くなっています。

日中にかけて猛暑日が続出する見込みで、熱中症警戒アラートは今年最も多い全国39の都府県に発表されました。とくに気温が高くなる地域は関東から東海にかけてで40℃に迫る危険な暑さも予想されています。連日の猛暑に体が慣れたなどと警戒を緩めず、熱中症対策を心掛けてください。

今年は沖縄も記録的な猛暑となっています。沖縄は海風が入るため35℃以上の猛暑日になることはそれほど多くはありません。ただ、今年は那覇ですでに8日も猛暑日となり108年前の年間最多日数に並んでいます。

沖縄が記録的な暑さになっている原因のひとつは台風の少なさによる海面水温の高さです。台風が沖縄に近づくと海水がかき混ぜられ、海面水温は下がります。今年はこれまで台風の発生が少ないため海面水温が異常に高く沖縄が記録的な猛暑となっているのです。

そんな沖縄に今週は台風接近となりそうです。

ここ数日、立て続けに台風3号と4号が発生。台風4号は日本への直接の影響はありません。

一方、台風3号は今後、勢力を強めながら北上して25日（木）にかけて沖縄の先島諸島（石垣島や宮古島など）付近を通過する見込みです。荒れた天気のピークは24日（水）～25日（木）ごろとなりますが、接近前から波は高くなります。夏休みシーズンに入り沖縄は多くの人が訪れる時期になっています。安全第一で無理をせずにお過ごしください。

22日に予想される波の高さ

沖縄本島地方、宮古島地方、八重山地方　3m

大東島地方　2.5m