糸井重里氏、宮田笙子騒動受け「若い人の多くが『目立ちたくない』というのもわかる気がする」

AI要約

体操女子のエース宮田笙子が飲酒喫煙の発覚により五輪辞退したことについて糸井重里氏がコメント。

糸井氏と写真家の幡野氏が社会的処分のバランスや社会の非情さについて意見を交換。

日本体操協会の対応には賛否両論があり、疑問符がつけられる異例の状況となっている。

糸井重里氏、宮田笙子騒動受け「若い人の多くが『目立ちたくない』というのもわかる気がする」

 コピーライターの糸井重里氏(75)が22日までにX(旧ツイッター)を更新。体操女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエース宮田笙子(19=順大)が飲酒喫煙の発覚により出場辞退したことについて言及した。

 糸井氏は、写真家の幡野広志氏が自身のXで「飲酒と喫煙で五輪辞退は罪と罰のバランスがあってないと思うけど、世間から同情や擁護の声が上がるぐらいの処分をしないと、SNSとマスコミから突き上げられて社会的に抹殺されるよね。現代に復活した切腹みたいなもので、これから似たような事例がどんどん増えていくと思う」と私見を述べたポストに反応。返信するかたちで「たぶん、五輪の最中か五輪直後に『喫煙の証拠写真』とか『暴かれた英雄』みたいな情報が出まくっていたんだろうなぁとも思いますね」と推測し、「なんともきつい社会だ。若い人の多くが『目立ちたくない』というのもわかる気がする」と複雑な思いをにじませた。

 日本体操協会は19日に都内で会見し、宮田について6~7月に飲酒と喫煙があったと発表。同協会の代表行動規範などの違反にあたり、事前合宿地のモナコから帰国した本人に調査した上で、決断に至った。

 20歳未満の喫煙・飲酒が法律で禁じられていることから、辞退について「やむを得ない」などの声がある一方で、著名人からは五輪辞退前から厳罰を懸念する声があがり、辞退決定後も「機械的な厳罰主義に偏っている」「辞退撤回運動を展開したい位です」など、対応に疑問符を呈す声が複数出るなど、異例ともいえる状況になっている。