為末大さんも川を走った「八幡川リバーマラソン」、40年の歴史に幕

AI要約

八幡川で開催された「八幡川リバーマラソン」が40年の歴史に幕を下ろした。

760人の参加者が水しぶきを上げながら楽しんだ最後の大会。

小学3・4年男子の部で連覇した吉川昊駕(9歳)がまた優勝したいと語った。

為末大さんも川を走った「八幡川リバーマラソン」、40年の歴史に幕

 五輪に3度出場した元陸上選手の為末大さんも少年時代に出場した、川の中を走る「八幡川リバーマラソン」が21日、広島市佐伯区の八幡川で開かれた。地域の川に親しみ、きれいな水の大切さを感じてもらおうと1984年に始まったが、経費の高騰やスタッフの高齢化を理由に、今大会で40年の歴史に幕を下ろした。

 760人の参加者は、川の浅瀬に設定された0・5~1・5キロのコースに分かれて走り、水しぶきを上げ、びしょぬれになりながら、最後の大会を楽しんだ。為末さんも連覇した小学3・4年男子の部で優勝した吉川昊駕(こうが)さん(9)は、「水の抵抗をなくすために足を高く上げて走った。もう1回優勝したいから、またやってほしい」と話した。(上田潤)