「緊急走行を体験したかった」 不正改造疑いで26歳男性を再逮捕

AI要約

大阪府で乗用車に赤色灯を取り付け、緊急車両を装って走行した男が再逮捕された。

能塚容疑者は、赤色灯取り付けの不正改造と警察官を名乗ってパトロールを装い、偽の警察手帳を用いて不正行為を行った。

能塚容疑者は容疑を認め、「緊急走行を体験してみたかった」と供述している。

「緊急走行を体験したかった」 不正改造疑いで26歳男性を再逮捕

 乗用車に赤色灯を取り付けたとして、大阪府警西和署などは19日、高石市の配送運転手、能塚翔悟被告(26)=公記号偽造・同使用罪などで起訴=を道路運送車両法違反(不正改造)と有印公文書偽造の容疑で再逮捕した。「緊急走行を体験してみたかった」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2023年6月21日から24日までの間、和歌山県有田市の自動車部品販売店で、作業員に乗用車に赤色灯を取り付けさせて改造したうえ、緊急車両であると証明する書類を偽造したとしている。

 西和署によると、能塚容疑者は23年7月以降、赤色灯を付けた乗用車に乗り、大阪府警の警察官を名乗り、パトロールを装って府内を走っていたという。

 能塚容疑者は、偽の警察手帳を作成し、これを用いて職務質問を装って名前などを聴取したなどとして逮捕・起訴されている。【木谷郁佳】