元箱根駅伝ランナーに聞く、ランニング1年目に知っておきたかった9つのこと

AI要約

ランニングは、健康維持や心身のリフレッシュ、自己挑戦の手段として人気を集めている。

初心者にとって知っておきたい点として、ランニングは苦しいことではないという考え方が大切であり、ハードルを下げて楽しむことが重要だ。

走らない日を設定することや、自分に合ったギアやシューズを揃えることで、モチベーションがアップする一方、カタチに縛られる必要はないという指摘もある。

元箱根駅伝ランナーに聞く、ランニング1年目に知っておきたかった9つのこと

ランニングは、健康維持だけでなく心身のリフレッシュや自己挑戦の手段としても人気を集めている。しかし、始めたばかりのランナーには多くの壁が立ちはだかるものだ。

今回は元箱根駅伝ランナーであり、Runtrip代表も務める大森英一郎氏に、ランニング1年目に知っておきたかった9つのことを聞いた。

ランニングを始める際にまず知ってほしいのは、「ランニング=苦しいことではない」ということだと大森氏は語る。

「何キロ走らなければいけないとか、何分で走らなければいけないとか、ランニングを楽しむという観点から言えば、そういったことは気にしなくていい。もっとハードルを下げて良くて、むしろいかに苦しまずに走れるかが大事なんです」

ハードルを下げる具体例として、大森氏は「あえて走らない日を設定する」ことをあげている。

「ランニングは三日坊主でもいいですし、一日坊主だっていい。ランニングを続ける上では、走らなくてもいい日を意図的につくってあげることも重要なポイントになってきます」

走らないと決めた日には、その1日を楽しむことも大切だという。

「ランニングが習慣化してくると何もしないことに罪悪感を感じてしまいますが、リフレッシュの意味も兼ねてしっかりと楽しんで過ごしてほしいですね」

新しいランニングシューズやウェアを揃えることで、モチベーションが上がることもある。

「自分の気分が上がるギアやシューズを揃えた方が、外に出たくなるもの。初心者だからといって臆することなく、カタチから入ってもいいんです」

その一方で、「もちろんカタチから入らなくてもいい」と大森氏は続ける。

「安全に走ることを考えると適切なギアはありますが、スニーカーでも走れないわけではありません。

特別なウェアがなくたって走ることはできますし、それくらいランニングは自由なもの。カタチに縛られて走れないくらいなら、カタチから入らなくてもいいんです」