SNS型投資詐欺、北海道で初検挙 2千万円だまし取った疑いで逮捕

AI要約

SNSを利用して投資詐欺を働き、現金をだまし取ったとして中国籍の池建宋容疑者が逮捕された。

池容疑者は2千万円をだまし取る疑いがあり、被害は計約1億3千万円に上る。

道内初のSNS型投資詐欺事件で、池容疑者が受け子で他の共謀者がいる可能性も捜査されている。

SNS型投資詐欺、北海道で初検挙 2千万円だまし取った疑いで逮捕

 SNSで投資をもちかけ現金をだまし取ったとして、滝川署は14日、中国籍の会社役員、池建宋(チ・ジエンソン)容疑者(41)=東京都板橋区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。池容疑者は「現金を受け取ったことは間違いない」と認める一方、投資をもちかけた部分は「知らない」などと話しているという。

 署によると、池容疑者は2月17日、道内の女性宅を訪れ、現金2千万円をだましとった疑いがある。

 この女性は今年1月から、楽天の三木谷浩史会長をかたる人物やそのアシスタントとSNSでやりとりし、投資名目で4月までに今回の被害を含め計約1億3千万円をだましとられていた。

 池容疑者は、同様のSNS型投資詐欺に関わった疑いで、今年5月、広島県警に逮捕された。道警の捜査でも池容疑者が浮上していたという。

 SNS型投資詐欺事件をめぐる検挙は道内初。署は、池容疑者は受け子で、他に共謀した人物がいるとみて捜査している。(新谷千布美)