国家公務員の職場の苦情や相談、過去最多1822件…パワハラや長時間勤務など目立つ

AI要約

人事院は、2023年度に国家公務員から寄せられた職場の苦情や相談の件数が1822件(前年度比83件増)で、過去最多となった。パワハラや勤務時間を巡る相談が目立ち、業務の多忙さや人員不足による職場環境の悪化が背景にある。

1人が同じ内容の相談を複数回した重複分を除いた件数も、1355件(同61件増)で過去最も多かった。内訳は、パワハラなど「ハラスメント関係」が472件で3割超を占めた。ハラスメント関係のうち、セクハラは19件、妊娠や出産、育児、介護に関しては10件だった。長時間勤務など「勤務時間・休暇・服務関係」の相談は295件、異動希望など「任用関係」が184件だった。

省庁別では、法務省が243件で最も多く、厚生労働省が226件、国土交通省が143件で続いた。

 人事院は、2023年度に国家公務員から寄せられた職場の苦情や相談の件数が1822件(前年度比83件増)で、過去最多となったと発表した。パワハラや勤務時間を巡る相談が目立ち、業務の多忙さや人員不足による職場環境の悪化が背景にあるとみている。

 1人が同じ内容の相談を複数回した重複分を除いた件数も、1355件(同61件増)で過去最も多かった。内訳は、パワハラなど「ハラスメント関係」が472件で3割超を占めた。ハラスメント関係のうち、セクハラは19件、妊娠や出産、育児、介護に関しては10件だった。長時間勤務など「勤務時間・休暇・服務関係」の相談は295件、異動希望など「任用関係」が184件だった。

 省庁別では、法務省が243件で最も多く、厚生労働省が226件、国土交通省が143件で続いた。