日大、重量挙げ部で不正徴収 幹部の刑事告発検討

AI要約

日本大の重量挙げ部の幹部が不正行為を行い、部員から入学金を徴収して流用していたことが判明

被害総額の確認を急ぎ、刑事告発などの法的措置も検討中

過去の不祥事に続いて新たな問題が浮上し、日大は改革を進めていたが再び問題が発覚

 日本大の重量挙げ部の幹部が、不正に部員から入学金などを徴収し流用していたことが14日までに、大学への取材で分かった。

 別事件の調査から判明したといい、日大は被害総額の確認を急ぐとともに、刑事告発など法的措置も検討している。

 日大は、元理事らによる背任事件やアメリカンフットボール部の悪質タックル問題、違法薬物事件などを受け改革を進めてきたが、新たな不祥事が発覚した。

 日大によると、この幹部は昨年までの10年間、入学金や授業料を免除されている奨学生の部員に対し、「免除は2年目からだ」などと虚偽の説明をして全額を徴収。大半を私的に流用していた。大学の調査に不正徴収を認めている。

 日大は「被害者の皆さまに深くおわび申し上げる」とし、部の活動は継続するという。被害の相談は03(5275)9887まで。