[山口県]県公立高入学定員最少の7095人 25年度 厚狭明進2学科140人

AI要約

山口県公立高校の2025年度の入学定員が過去最少の7095人に減少

文理探究学科の新設や学校の再編統合により、各学校の入学定員が変動

入試日程や定員の詳細も発表され、募集のスケジュールが決定

[山口県]県公立高入学定員最少の7095人 25年度 厚狭明進2学科140人

 山口県教育委員会は9日、2025年度の県公立高校の入学定員や入試日程などを発表した。全日制の入学定員は前年度より95人少ない7095人で、記録が残る1951年度以降で過去最少となった。

 県教委高校教育課によると、定員の減少は県内中学校の卒業見込み者数の減少などが主な要因という。来年4月に厚狭と田部の再編統合によって新設される厚狭明進は2学科合計で140人となった。「文理探究」を新たに設置する岩国、徳山、山口のうち岩国で計10人、徳山で計20人、総入学定員が減少。このほか、岩国工は4学科で計20人、華陵の英語科で10人、入学定員が減少する。新設の厚狭明進を除き、定員が増加する学校はない。

 定時制の定員は440人、通信制の定員は400人で、いずれも前年度と同数。県立の下関中等教育学校は定員105人、高森みどり中学校は同40人で前年度と同数となっている。

 第1次募集の学力検査は来年3月5日、推薦入試の面接は同2月5日の予定。合格発表は第1次募集が同3月13日、推薦入試が同2月13日以降に通知される。下関中等と高森みどり中は同1月18日に選考検査、同29日に入学予定者を発表する。