犠牲者の冥福祈る 16人犠牲の豪雨災害から20年 新潟、福島
2004年7月に発生した新潟、福島の豪雨災害で16人が犠牲になった20年を迎え、追悼式典が行われた。
新潟県長岡市の中之島地区では、堤防決壊時刻に黙とうを捧げ、保育所にいた園児らが取り残された悲劇を想起した。
豪雨では6河川の11カ所で堤防が決壊し、15人の死亡と5000棟を超える住宅被害が発生した。
新潟、福島両県で16人が犠牲となった2004年7月の豪雨災害は13日、発生から20年となった。
各地で追悼式典が開かれ、住民らが犠牲者の冥福を祈った。
3人が亡くなった新潟県長岡市の中之島地区では、磯田達伸市長と地元住民ら約70人が式典に参列。刈谷田川の堤防が決壊した午後0時52分に合わせて黙とうをささげた。
中之島地区は広範囲が浸水し、保育所にいた園児らが一時取り残された。式典にはヘリコプターで救助された当時の保育士や園児も出席した。
豪雨では、信濃川水系の刈谷田川など6河川の11カ所で堤防が決壊。新潟県で15人、福島県で1人が死亡し、住宅の全半壊は5000棟を超えた。