「人の粗探しして、あんたらを打ちのめしたいよ」…石丸伸二氏の実父が明かしたメディアへの「本音」

東京都知事選挙で、大方の予想を覆して2位と大健闘した石丸伸二氏(41歳)。その大躍進を称える声の一方で、7日の開票速報番組での受け答えや冷笑的な態度には批判が相次いでいる。

フジテレビの「Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP」では、元乃木坂46の山崎怜奈に対し、「前提のくだりがまったく正しくない」とバッサリ。山崎は出演後、SNSに「あー怖かった」などと投稿した。

11日にはテレビ朝日の「グッド！モーニング」に出演し、「女、子どもに容赦をするっていうのは優しさじゃないと思っているから」などと持論を展開。これに対しても「耳を疑う」「完全に見下してる」といった批判的な声が相次いでいる。

こうした石丸氏のメディア対応に批判が殺到している現状についてどう思うか。また、素顔の石丸氏はどんな人物なのか。広島県安芸高田市で農業に従事している父親の守さんの素直な思いを紹介する。

石丸氏は7日、日本テレビの公式YouTubeチャンネル「日テレNEWS」にも出演。社会学者の古市憲寿氏が、石丸氏が批判する「政治屋」と、石丸氏自身の違いについて質問したが、「堂々めぐりになっている気がするんですけど」「同じ質問を繰り返しされてます？　さっき答えたばかりですけど」などと返答しているうちに、中継時間が終了となってしまった。

――石丸さんのメディア対応についてどう思いますか。

「聞き方が悪いからそうなんでしょう。質問が悪いということ」

――メディア側の問題であり、石丸さんの対応には何の問題もなかったという認識ですか。

「うん。でも、いいじゃない。うちの息子を悪いように思うならそれはそれで。でも、わしらからすると、メディアのせいだと思うよ。伝え方が悪い。NHKもそう。悪い印象を与えているじゃない」

石丸氏は、選挙終了後、メディア対応が厳しかった理由について、「善意に対しては善意で返すし、敵意に関しては敵意をちゃんと返す」と話した。

――既存メディアを嫌うのは、それぞれの考えであり、理解できますが、必ずしも悪意を持って質問しているとは思いませんが。

「あんたらがそう思うならそれでいいよ。あれだけの票をもらったんじゃけぇ。メディアに打ち勝っているんじゃないか。あんたらはあそこまで(票が)出ると思わなかったんじゃないか」

――予想を上回る結果ですね。期待があるからこそ関心を持たれているのだと思います。

「あんたと話してもしょうがないわ。今わしが言うたことが録音テープで流れるんならいいよ。でも、切り抜きで出してのぉ。テレビでもYouTubeでもええの出しよればいいけど。それじゃみんな見ない。YouTubeでも正解の返答している部分を拡散するのならいいんじゃけ。でも、悪いほうの分が拡散しとる」

賛否を巻き起こすなど一気に知名度は高まった。ある意味、これがスタートと言える。石丸氏は国政転身について「選択肢としては当然考えます」と話したが、親として今後に期待することとは。