木原防衛相「信頼回復に全力尽くす」 相次ぐ不祥事で給与自主返納、辞任は否定

AI要約

防衛相が不祥事に対処し、処分を発表。給与の1カ月分を自主返納することを表明。

海上自衛隊トップが退職することが閣議承認。新たな体制による立て直しが必要と判断。

防衛相は自身の辞任を否定し、リーダーシップを発揮して国民の信頼を回復する意向を示す。

木原防衛相「信頼回復に全力尽くす」 相次ぐ不祥事で給与自主返納、辞任は否定

木原稔防衛相は12日の記者会見で、海上自衛隊艦艇部隊での特定秘密漏洩(ろうえい)や手当の不正受給などの不祥事を受けて防衛省・自衛隊の幹部ら計218人を処分したことについて「国民の信頼を損なうことに対する責任を痛感している」と述べ、給与の1カ月分を自主返納すると表明した。

一方、「引き続き、私のリーダーシップの下で防衛省・自衛隊を早急に立て直し、国民の信頼を回復することに全力を尽くす」とし、自身の辞任は否定した。

同日の閣議では、不祥事が相次いだ海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長が19日付で退職することを承認した。木原氏は、酒井氏について「新たな体制により海上自衛隊を立て直す必要があると判断し交代させることとした」と説明し、事実上、更迭したことを明らかにした。