上信越道の料金所元所長と元副所長、料金所の現金計255万円を着服し懲戒解雇

AI要約

東日本高速道路関東支社は、長野料金所と佐久料金所で現金計約255万円を着服した社員2人を懲戒解雇したことを発表した。

元副所長と元所長はそれぞれ数回にわたり現金を着服し、借金の返済やギャンブルに使用していた。事件が発覚した後、警察に被害届が提出されている。

同支社は再発防止のために現金管理の適正化やコンプライアンスの推進を図るとしている。

 東日本高速道路(ネクスコ東日本)関東支社は9日、上信越道長野料金所、佐久料金所に勤務していたグループ会社の社員2人が、料金所の現金計約255万円を着服していたとして、2人を懲戒解雇したと発表した。処分は5月29日付。

 懲戒解雇されたのは、「ネクスコ・トール北関東」(本社・さいたま市)社員だった長野料金所元副所長(43)と佐久料金所元所長(57)。今年4月に両料金所で現金が不足していることが分かり、同支社が防犯カメラの確認や聞き取り調査を行い着服が発覚した。

 元副所長は同月、2回にわたり計32万円、元所長は昨年12月頃から複数回、計223万5040円を着服していた。借金の返済やギャンブルに充てたという。同支社は各事案について警察に被害届を提出。長野南署は元副所長を業務上横領容疑で長野地検に書類送検している。同支社は「現金管理の適正化とコンプライアンスの推進を図り、再発防止を図る」としている。