アイガモひな11羽盗難か 伊豆の国、水田管理団体が被害届

AI要約

伊豆の国市北江間で「アイガモ農法」による米作りのために水田に放ったアイガモのひな11羽が盗まれた可能性が浮上した。

管理団体の江間みのり会は被害届を出し、防犯カメラの設置を検討していたという。

被害に遭った朝香一会長はこの事件を許せないと語っている。

アイガモひな11羽盗難か 伊豆の国、水田管理団体が被害届

 伊豆の国市北江間で「アイガモ農法」による米作りのために水田に放ったアイガモのひな11羽が、何者かに盗まれたとみられることが7日までに、管理団体の江間みのり会への取材で分かった。同会は伊豆中央署に被害届を出した。

 朝香一会長(65)によると、同会は5日午前10時ごろ、約1200平方メートルの水田にひな13羽を放鳥し、同日午後6時ごろにも水田内にいるのを確認した。6日午前5時ごろに餌やりに訪れると、2羽だけになっていたという。

 水田はひなが脱走しないように高さ約50センチの網で四方を隙間なく囲み、上面にはカラスよけのテグス糸を張っていた。網の破損はなく、水田内に人が侵入した形跡も見つかっていないが、市道沿いの苗が3カ所ほど倒れていた。朝香会長は「道路脇から、人がたも網ですくったのではないか」と推測する。

 同会は昨年、一昨年と同様の被害に遭い、6日午後に防犯カメラを設置しようとしていた矢先だったという。朝香会長は「放鳥直後に被害に遭い、本当に許せない」と話した。