囲碁名人リーグ 山下九段、関九段を破り残留確定 富士田七段は陥落

AI要約

第49期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦で山下敬吾九段が関航太郎九段に勝利し、リーグ残留を決めた。

富士田明彦七段が陥落が決定し、山下が来期のリーグ残留を確保した。

挑戦者争いが熱くなり、一力遼棋聖と余正麒八段の対戦が注目を集めている。

囲碁名人リーグ 山下九段、関九段を破り残留確定 富士田七段は陥落

 第49期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は8日、山下敬吾九段が関航太郎九段に白番中押し勝ちし、通算4勝3敗として最終戦を待たず来期のリーグ残留を決めた。これに伴い、山下と最後の残留枠を争っていた富士田明彦七段(3勝4敗)の陥落が決まった。

 22日の最終一斉対局で山下が負け、富士田が勝って同星で並んでも、リーグ序列4位の山下は同6位の富士田に対して優位に立ち、当落は覆らない。

 リーグ残留5枠、陥落4枠はすべて埋まり、富士田と張栩九段(1勝5敗)、関航太郎九段(1勝6敗)、志田達哉七段(0勝7敗)の予選勝ち上がり組全員が陥落。シード組の強さが際だった。

 リーグ戦の焦点は挑戦者争いの一点に絞られ、6戦全勝同士がぶつかる11日の一力遼棋聖VS.余正麒八段が今期の天王山となる。(大出公二)