戦争抑止へ「議論の輪広めよ」 江崎道朗氏が全国縦断「正論」洲本講演会で訴え

AI要約

全国縦断「正論」洲本講演会が開かれ、第39回正論大賞を受賞した江崎道朗氏が「米中対立と日本の安全保障」について講演した。

江崎氏は政府の防衛力強化に肯定的であり、台湾有事を想定した対策や憲法改正の必要性に言及した。

米国の協力が不可欠とし、憲法改正議論の重要性を訴えた。

戦争抑止へ「議論の輪広めよ」 江崎道朗氏が全国縦断「正論」洲本講演会で訴え

全国縦断「正論」洲本講演会(産経新聞社、月刊「正論」、ホテルニューアワジ主催)が8日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで開かれ、第39回正論大賞を受賞した麗澤大学客員教授で情報史学研究家の江崎道朗氏が「米中対立と日本の安全保障」と題して講演した=写真。

江崎氏は第2次安倍晋三政権以降、政府が進める防衛力強化について「危機を見据え、的確に立ち向かおうとしている」と分析。中国による台湾有事を想定した、沖縄・先島諸島住民の九州への避難計画策定など岸田文雄政権が進めている対策を紹介した。

米国は同盟国の協力なしに紛争を防ぐことが難しくなっているとして、日本の憲法改正の重要性に言及。「(中国に)戦争を起こさせないため、(改憲)議論の輪を広める必要がある」と力説した。