兵庫の元西播磨県民局長が死亡 知事の「疑惑」とする文書配布し懲戒

AI要約

兵庫県の元西播磨県民局長が亡くなりました。

男性は停職処分を受けた後、自殺したとみられています。

男性は斎藤知事や他の県幹部に対する文書を作成し、告発していました。

兵庫の元西播磨県民局長が死亡 知事の「疑惑」とする文書配布し懲戒

 兵庫県の元西播磨県民局長の男性(60)が亡くなったことが8日、わかった。県関係者が明らかにした。この男性は3月に斎藤元彦知事らの「疑惑」の告発とする文書を作成して配布し、その後に停職の懲戒処分を受けていた。

 県関係者によると、男性は7日夜、姫路市内の民家で亡くなっているのが見つかったという。

 男性は西播磨県民局長を務めていた3月に、斎藤知事やほかの県幹部に対する「疑惑」を告発するとの文書を作り、一部の県議や報道機関に配った。文書には、斎藤知事による「職員へのパワハラ」など7項目について書かれていた。

 県は内部調査の結果、「文書の核心部分が事実ではない」などとして、男性を停職3カ月の懲戒処分にした。

 県議会で、県の調査は「不十分」との声が高まり、斎藤知事は第三者機関の設置を決定。しかし、議会は自ら調査すべきだとして、6月に告発内容の真偽をただす調査特別委員会(百条委員会)の設置を決めた。

 百条委は、7月19日に男性に証人として出頭するよう求めていた。