安倍氏死去2年 昭恵さんらが地元・山口で法要 安倍派議員も墓参
元首相安倍晋三が銃撃で亡くなってから2年が経ち、長門市で三回忌の法要が行われました。妻や支持者、安倍派の国会議員らが参列し、墓所を訪れました。
安倍氏の遺骨は昨年納骨され、この日は長安寺で法要が行われた後、吉田真次議員や村岡知事などが参列しました。
福田達夫議員は安倍派の解体について言及し、「安倍晋三がいない穴を感じながらこれからを考えている」と述べました。吉田氏の事務所には献花が供えられ、訪れた人々が哀悼の意を示しました。
安倍晋三元首相が銃撃を受けて亡くなってから2年となる8日、安倍氏が地元とした山口県長門市で三回忌の法要があり、妻の昭恵氏（62）や支持していた市民らが参列した。「安倍派」の国会議員らも墓参に訪れた。
長門市には安倍家の菩提（ぼだい）寺や墓所があり、昨年7月に安倍氏の遺骨が納骨された。
この日、菩提寺の長安寺で午前10時からあった法要に、昭恵氏や安倍氏の後継の吉田真次・衆院議員（山口4区）、村岡嗣政知事らが参列した。法要後、昭恵氏は報道陣に「法要をすませることができました。ありがとうございます」と述べた。
安倍氏が率いた清和政策研究会（安倍派）の約20人の国会議員も連れ立って墓所を訪れた。福田達夫衆院議員は墓参りの後、「三回忌に、安倍派が事実上解体をしていることのご報告を含めて来た。安倍晋三という政治家がいなくなった穴がこの2年間ずっと開きっぱなしで、これからどうやっていこうということを心の中で語りかけてきた」と報道陣に述べた。
同日、安倍氏から引き継がれた同県下関市の吉田氏の事務所に献花台が設けられた。県内外から訪れた人たちが花を供え、遺影に手を合わせた。市内の自営業梁瀬徹昭さん（81）は「いまだに『なんで』という気持ち。悲しいの一言。もっと日本のために働いてもらいたかった」と話した。（白石昌幸、大室一也、国吉美香）
