「殴られっぞ」「殺されるぞ」と警察を罵り、“死亡事故”も発生…カメラマンが見た「辺野古抗議活動」の危険すぎる実態

AI要約

沖縄米軍の辺野古基地建設反対運動に関連し、警備側に死者が出た事故の背景を報告。反対派の危険な抗議活動が続いており、事故が発生した経緯を明らかにした。

6月28日に起きた事故では、反対派の72歳の女性と警備員がダンプカーに巻き込まれ、警備員が死亡するという悲劇が発生。反対派の声明と警備員の立場の対立が浮き彫りになっている。

沖縄在住のカメラマンも、危険な抗議活動の是非に疑問を投げかけており、事件の背景について深く考察している。

「殴られっぞ」「殺されるぞ」と警察を罵り、“死亡事故”も発生…カメラマンが見た「辺野古抗議活動」の危険すぎる実態

 在沖縄米軍の辺野古基地建設反対運動に関連し、警備側に死者が出た。その背景には、反対派の長年に亘る危険な抗議活動がある。現場を知るカメラマンが証言した。

 事故が起きたのは6月28日のこと。

 現場は県西海岸の名護市安和港付近である。この港には周辺から切り出された土砂がダンプカーで運び込まれ、桟橋から船に積まれる。船は沖縄本島をぐるりと回り、埋め立て用のそれを東海岸の辺野古沖へと運ぶのだ。

 国道から港への出入り口付近には毎日のように反対派が集まり、通行するダンプカーを妨害している。

 土砂を搬出する「琉球セメント」に聞くと、

「抗議の方々の人数は日によってまちまちですが、多い時では数十名ほどです。国道から土砂を積んだダンプカーが来て港に入ろうとすると、入り口の前をゆっくりと『牛歩』する。その間、ダンプカーは停車します。牛歩が過ぎると港に入り、桟橋で土砂を下ろして国道に戻るのですが、その際も牛歩が行われます」

 事故を防ぐため、沖縄防衛局が契約する警備会社の警備員が毎日警戒に当たっている。

 新聞報道を総合すると、事故が起きたその日、反対派の72歳の女性が抗議のためダンプカーに近付いた。それを制止するために47歳の男性警備員が後を追い、両者はダンプカーに巻き込まれた。男性警備員は頭などを強く打って死亡。女性も足の骨を折った。

 反対派はその後、以下のような声明を出している。

〈安和桟橋からの土砂搬出が始まってから約5年半、抗議者が片道歩いたらダンプを1台出すというルールは、日常的に守られていました。ところが、最近、抗議者が片道を歩き終わった直後、抗議者の隙をついて、連続して2台を出すやり方(2台出し)が始まりました〉

 だから女性が抗議に行き、その際に事故が起こったと主張する。

 しかし、

「おかしな理屈ですよね。そもそも反対派が近付かなければ、事故など起こらなかったわけですから」

 と憤るのは、さる沖縄在住のカメラマンである。

「こうした危険な抗議活動が行われているのは、安和港のみではありません」