最年少19歳のバス運転手が誕生 千葉交通

AI要約

19歳の路線バス運転手が誕生し、大型二種免許の取得条件が緩和されたことで10代でも免許が取れるようになった。

成田市の千葉交通に勤務する太田篤佐さんは、若い運転手として活躍中。左右折の際に注意を払い、評判も上々。

バス運転手不足が深刻化している中、業界では若手運転手の育成を推進し、運転手確保に取り組んでいる。

最年少19歳のバス運転手が誕生 千葉交通

千葉交通(成田市)に最年少となる19歳の路線バス運転手が誕生した。バスの運転に必要な大型二種免許の取得条件が緩和に伴い、10代でも免許が取れるようになったことで、挑戦が実った形になる。

運転しているのは成田営業所勤務の太田篤佐さん(19)。2005年2月、埼玉県出身。バス運転手を目指したきっかけは、バスの運転手はかっこいいなという憧れと、大型車を運転してみたかったからだという。太田さんは高校時代に普通免許を取得し、卒業後2023年4月に入社。普通免許取得1年が経過し、大型二種免許を取得した。

運転の際に気を付けていることは「交差点での左折はもちろん、右折をした際にミラーをぶつけないようにかなり注意している」と述べ、「渋滞で遅れた際に、乗客の方に文句を言われたこともあるが、運転うまいね、と言われた時には嬉しかった」という。千葉交通総務部総務課の青野裕治課長は、「大型自動車二種免許の取得をサポートするのはもちろん、遠方から転居する際には引越補助制度や借り上げ社宅もあり、若い人が運転手を目指してくれれば」と語った。

全国的にバス運転手不足が深刻化している。バス運転者の人手不足が進めば、さらなる路線バスの減便や廃止は避けられない。業界では自社養成制度の推進など運転者確保に向けた取り組みを進めている。