SNSで「お金貸します」 高金利貸し容疑で逮捕 6千人近く被害か
AI要約
SNSで高金利でお金を貸し付けていた16人の容疑者が逮捕された事件について、北海道警と福岡県警が捜査を行った。
容疑者は法定金利の25～60倍の金利で計14万6千円を不当に受け取った疑いが持たれており、SNSを利用して多額の金銭を受け取った疑いがある。
16人の容疑者は約5800人から約8億3千万円を受け取り、150口座を使用したとされている。
SNSで「お金に困っている人は相談して」などと呼びかけて高額な金利で金銭を貸し付けていたとして、北海道警と福岡県警は4日までに、福岡市博多区の無職大木兼介容疑者（32）ら男女16人を出資法違反（高金利）の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
道警によると、容疑者たちは昨年9月～今年4月、12回にわたり、札幌市の40代の男性ら2人から、法定の利息総額の約7倍の計14万6千円を受け取った疑いがある。法定金利の上限（年利20%）の25～60倍だった。
容疑者たちはSNSで「タイムマネー」「ポケマッチ」などと名乗り、「お金貸します」と呼びかけていた。今年1月までの約2年間に約5800人から、元金と利息含め約8億3千万円を受け取っており、他人名義の約150口座を使っていたとみられる。
22年5月に北海道警に相談が寄せられ、拠点が福岡市内にあったことから福岡県警と合同捜査していた。（新谷千布美）
