京都府警が事務局の情報セキュリティー支援サイトが不正アクセス被害か 府警「大失態で重く受け止め」

AI要約

府警が運営する中小企業向け情報セキュリティー支援サイトが改竄され、不正アクセスを受けた可能性があることが発覚。

サイトは利用者の個人情報流出の危険性は低いとされているが、別のサイトに接続される状態になっていた。

府警はサイトを停止し、原因を調査しており、再発防止に向けて対策を講じるとしている。

京都府警が事務局の情報セキュリティー支援サイトが不正アクセス被害か 府警「大失態で重く受け止め」

京都府警は4日、府警が事務局を務める中小企業向けの情報セキュリティー支援サイトが改竄(かいざん)され、アクセスしようとすると別のサイトに接続される状態になっていたことを明らかにした。不正アクセスを受けたとみられる。府警は利用者のメールアドレスなどの個人情報が流出した可能性は低いとしている。

サイトは「京都中小企業情報セキュリティ支援ネットワーク」。府警が事務局として運営に関わり、京都府内の中小企業を対象に情報セキュリティーに関する情報発信などを行っていた。サイトのサーバー管理は京都市内のウェブ制作会社に委託していたという。

府警によると、2日午後5時ごろ、サイトの更新作業を行っていた府警の担当者が改竄に気付いた。サイトにアクセスしようとすると、スポーツ賭博関連のサイトを紹介しているとみられる中国語のサイトに接続される状態になっていたという。府警はサイトを停止、原因を調査している。

府警サイバー対策本部は「大失態であり重く受け止めている。原因を追及するとともに再発防止に取り組む」としている。