安倍元首相銃撃の現場、事件から2年の日に自民党有志が献花台設置へ

AI要約

自民党関係者ら有志でつくる団体が、安倍晋三元首相が奈良市で銃撃された事件から2年を迎えるにあたり、犯行現場と慰霊碑に献花台を設置することを決定した。

安倍氏の慰霊碑がある三笠霊苑と事件のあった近鉄大和西大寺駅北口前で献花台を設置し、警備体制や交通整理についても準備が進められている。

交通整理のためにスクランブル交差点の設置や民間警備員の配置を検討しており、安全な式典の実施に向け対策を講じる予定。

安倍元首相銃撃の現場、事件から2年の日に自民党有志が献花台設置へ

 自民党関係者ら有志でつくる団体は2日、安倍晋三元首相が奈良市で銃撃された事件から2年となる8日に、事件のあった近鉄大和西大寺駅北口前と、安倍氏の慰霊碑がある同市の三笠霊苑の2カ所で献花台を設置する方針を明らかにした。前日の7日から設けるという。

 西大寺駅北口前については、自民党県連が市道の道路使用許可を市に申請しているという。

 昨年は西大寺の住職らが現場付近で一周忌の法要を営んでいる最中に、銃を模したような筒状のものを掲げた男が取り押さえられ、一時騒然とした。市は県警と警備態勢について調整しており、県連は献花台周辺に鉄柵を設けて、手荷物検査を実施する予定という。

 現場周辺の交差点には、昨年はなかったスクランブル交差点が新設されている。土曜日の6日も混雑が予想されることから、市が同日のみ、交通整理のために民間警備員の配置を検討している。(仙道洸、富岡万葉)