「LINEは1日に300回」「バラ100本が届いた」急増するSNSロマンス投資詐欺…被害者が陥れられた“巧妙な手口”【THE TIME,】
新紙幣から始まる便乗詐欺やSNS型ロマンス詐欺の被害手口が急増していることが報告されている。
新紙幣ではプレミア価値つきの紙幣を持ちかける詐欺や、旧紙幣の交換を装い個人情報を詐取する手口が出没。
SNS型ロマンス詐欺ではSNSに慣れていない40代〜60代が狙われ、被害額は急増傾向にある。
7月から流通がスタートする新紙幣で、必ず出てくるのが便乗詐欺。中には「後々に価値が上がる」といった手口も。また被害額が去年の2倍になるなど急増しているのが「SNS型投資・ロマンス詐欺」。“偽アプリ”から“バラ100本”まで、被害者が語った手口とは。
■すでに被害報告も「新紙幣」便乗詐欺
3日、20年ぶりに新しい紙幣が発行されますが、すでに詐欺被害の報告が!それは【今の紙幣が使えなくなるので新しい紙幣に交換する】という手口。
▼実在する銀行名を騙り、犯人が家を訪問
▼旧紙幣を回収したり、嘘の手続きでキャッシュカードの暗証番号を聞き出す
さらに、【後々プレミア価値がつく紙幣】というのも今後考えられる手口です。
▼ゾロ目や、連番などのレアな紙幣番号が「抽選で当たる」と持ちかける
▼「後々価値が上がる」と言ってレアな紙幣番号のニセ札を買い取らせる
■急増「SNS型ロマンス詐欺」被害は40代~60代に集中
時代の変化を巧みに利用する詐欺集団。中でも今被害が急増しているのが、SNS時代に進化したSNS型ロマンス詐欺です。
警察庁の発表では、2024年1月~4月の被害額は84億1000万円。2023年の同じ時期(43億6000万円)と比べ、約2倍に急増しています。
また被害者は、男女ともSNSに慣れていない40代~60代に集中。
▼男性被害者
【10代】0.2% 【20代】6.4% 【30代】9.1%
【40代】19.3% 【50代】27.0% 【60代】29.6%
【70代】7.6% 【80代以上】0.8%
▼女性被害者
【10代】0.3% 【20代】7.0% 【30代】12.8%
【40代】31.9% 【50代】24.3% 【60代】17.0%
【70代】5.8%【80代以上】0.9%
(※令和6年4月末におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について/警察庁発表より)
男女2人の被害者に話を聞くと、心をもてあそぶ悪質で巧妙な手口が見えてきました。