林氏首位、小泉氏は露出増 首相候補の所得比較

AI要約

国会議員の2023年分所得等報告書によると、自民党の首相候補候補9議員の所得が公開された。トップは林芳正官房長官で、雑所得を含む総所得は3210万円だった。

河野太郎デジタル相が2位にランクインし、さらに雑所得での首位は小泉進次郎元環境相となった。林氏や河野氏の所得源とその額について詳細が報告された。

雑所得の面から見ると、小泉氏が前年比3.2倍の210万円を獲得し、露出度が上昇していることが分かった。それぞれの議員の所得状況と順位が明らかにされた。

林氏首位、小泉氏は露出増 首相候補の所得比較

 1日公開された国会議員の2023年分所得等報告書で、「ポスト岸田」など将来の首相候補に挙がる自民党の9議員を比較したところ、トップは林芳正官房長官の3210万円だった。

 2位は河野太郎デジタル相。講演料や出演料など、政治家の露出度を測るバロメーターとなる雑所得では、小泉進次郎元環境相が首位となった。

 林氏は議員歳費や閣僚の給与に加え、雑所得が121万円、アパート賃貸の不動産所得が554万円あった。河野氏は株式配当などを合わせて3183万円。次いで高市早苗経済安全保障担当相の2875万円、加藤勝信元官房長官の2833万円となった。

 雑所得に絞って見ると、小泉氏は前年比3.2倍の210万円。各地での講演が増えたといい、露出度を上げていることがうかがえる。世論調査で人気の高い石破茂元幹事長は原稿料や印税などの42万円(7位)で、前年から約170万円の大幅減となった。最も少なかったのは上川陽子外相の13万円だった。

 所得全体の5位以下は茂木敏充幹事長、上川氏、小泉氏、小林鷹之前経済安保担当相、石破氏の順。