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両陛下“思い出の地”オックスフォード大学ご訪問 「良い留学を」日本人留学生と交流…思い出の場所で写真も
イギリス滞在最終日となる日本時間6月28日、両陛下はかつて留学したオックスフォード大学を訪れた。
両陛下は大学関係者や観光客と交流し、笑顔で手を振ったり会話を楽しんだ。
最終日には、雅子さまと共に学生時代の思い出を振り返り、大変感慨深い時間を過ごした。
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イギリス滞在最終日となる日本時間6月28日に両陛下が訪問されたのは、かつて留学していたオックスフォード大学。
学生時代、陛下は「マートンカレッジ」、雅子さまは「ベリオールカレッジ」で学ばれました。
迎えた学長らと笑顔で握手を交わす両陛下。陛下がつけられていたのは、オックスフォード大学のネクタイだといいます。
両陛下は、大学関係者に案内され、オックスフォードの町を散策されました。
沿道には両陛下の姿を見ようと多くの人々が。お二人は集まった人たちに笑顔で手を振られていました。中からは「お帰りなさい」と温かく迎える声もありました。
実際に沿道で両陛下を見た人たちは、その感動をこう話します。
沿道にいた人:
あちらから歩いてこられたんですが、映画を見ているような、すごくお二人がすてきで感動しました。
中には、陛下と直接会話をするという貴重な体験をした人もいました。
イギリスで留学している女性「陛下、こんにちは」
陛下「こちらで勉強?」
イギリスで留学している女性「先月から留学を始めました」
陛下「そうですか」
イギリスで留学している女性「ありがとうございます」
陛下「良い留学を」
両陛下と会話された留学生:
いや、緊張しました。2mぐらいのところにいらっしゃったので…。
天皇陛下も皇后さまもとにかくずっとにこやかにこちらに笑顔を向けて下さって。いち留学生とそうやってお話してくださるところに、陛下のお人柄を感じました。
陛下が留学されていたマートンカレッジを訪問された際には、懐かしそうに校舎を眺められる中、当時を思い出して、食堂などの場所を示され、笑顔になられる姿も。
学長「覚えていますか?」
陛下「覚えています」
学長「カレッジにお帰りなさいませ」
陛下「こちらが、ダイニングホールで…」
学長「陛下がいたころとほとんど同じだと思います」
陛下「そうですね。ほとんど変わってないです」
一方、外務省時代に、ベリオールカレッジに留学されていた雅子さまは、黒の帽子をかぶり、赤いガウンを着用された姿を披露。
実は今回、雅子さまはオックスフォード大学から名誉法学博士号を授与されたのです。
1991年、陛下もこの名誉法学博士号を授与されており、この日はお二人とも赤いガウン姿で授与式に臨まれました。
そしてこの日行われた昼食会のスピーチで陛下は、雅子さまと共通の思い出の地、オックスフォードへの特別な思いを明かされました。
「私より5年遅れて、ベイリオールで2年間学ぶ恩恵にあずかった妻の雅子が、名誉法学博士号を授与していただく栄誉に浴します。オックスフォード大学が私と雅子に与えてくれている、比類ない豊かな機会とすばらしい思い出をこれからも大切にしていきたいと思います」
最終日には、雅子さまと共に学生時代の思い出の場所に訪れた陛下。
約40年前には、陛下一人でのぞかれていた学生寮の窓から、お二人で記念撮影をされました。
イギリス訪問を終えられた両陛下は、「思い出に満ちた場所を再訪することができるとともに、懐かしい方々にお会いできたことは、大変うれしいことでした」と文書でご感想を述べられました。
(「めざまし8」6月25日放送より)