福井県が補助金4億6000万円請求し忘れ…水産庁「昨年度の事業にこれから出すのは難しい」

AI要約

福井県が2023年度の漁港整備補助金約4億6000万円を請求し忘れ、受取不能の可能性があることが判明。

県が請求を失念し、水産庁と協議中だが、補助金の受け取りは困難との見通し。

事業実施は済んでおり、水産庁からの補助金請求期限を過ぎたため、受取に難色を示す。

 福井県は28日、2023年度の漁港整備などへの水産庁の補助金約4億6000万円を請求し忘れるミスがあり、受け取れない恐れがあることを明らかにした。担当者が請求を失念していた。県は受け取りに向けて水産庁と協議しているが、同庁は「昨年度の事業に、これから補助金を出すのは難しい」としている。

 県は7月1日の県議会産業常任委員会で報告する。

 県や水産庁によると、自治体が漁港の改修や漁場の整備を実施した際、申請に基づき水産庁が一定額を交付している。県は補助を申請した上で、23年度に漁港の修繕など総額約9億円の複数の事業を県が負担して実施したものの、今年4月末の期限までに補助金を請求しなかった。