博多駅前女性刺殺で懲役20年 元交際相手の32歳男、福岡地裁

AI要約

福岡市の博多駅前で元交際相手によって会社員が刺殺された事件について、元交際相手は20年の懲役刑を言い渡された。

元交際相手は禁止命令を無視して被害者を待ち伏せし、包丁で胸や頭を刺したとされる。

過去の傷害罪も含めて量刑が決定された裁判で、元交際相手は有罪判決を受けた。

 福岡市の博多駅前で2023年1月、会社員川野美樹さん=当時(38)=を刺殺したとして、殺人やストーカー規制法(禁止命令)違反などの罪に問われた元交際相手寺内進被告(32)の裁判員裁判で、福岡地裁(冨田敦史裁判長)は28日、懲役20年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。

 起訴状によると、22年11月、規制法に基づき福岡県警から付きまとわないよう禁止命令を受けていたのに、23年1月16日、福岡市博多区の路上で待ち伏せし、午後6時15分ごろ、川野さんの胸や頭を包丁で多数回突き刺し失血死させたとしている。

 既に部分判決で有罪となっていた別の傷害罪を含め、量刑を判断した。