自民・堀井氏、衆院選に不出馬 裏金事件で引責

AI要約

自民党の堀井学衆院議員が次期衆院選に出馬しない意向を表明し、政治資金パーティー裏金事件で辞任した理由を述べた。

堀井氏は地盤の北海道9区で支部長交代論が出ており、離党や議員辞職は否定しつつ将来の選挙に含みを残した。

党の調査で安倍派からのパーティー収入計の還流問題が浮上し、処分を受けていた。

自民・堀井氏、衆院選に不出馬 裏金事件で引責

 自民党の堀井学衆院議員(52)=比例代表北海道ブロック=は25日、北海道庁で記者会見し、次期衆院選に出馬しない意向を表明した。

 所属してきた安倍派の政治資金パーティー裏金事件で内閣府副大臣を辞任したことに関し、「有権者の信頼を失墜させた責任を取る」と述べた。

 堀井氏に対しては、地盤の北海道9区(苫小牧市など)内で支部長交代論が出ていた。会見で堀井氏は離党や議員辞職を否定。「未来のことは分からない」と述べ、将来、何らかの選挙に立候補することに含みを残した。

 党の調査によると、堀井氏は2018~22年、安倍派からパーティー収入計2196万円の還流を受け、政治資金収支報告書に記載していなかった。今年4月、党の役職停止1年間の処分を受けた。