クマに襲われ80代女性死亡 八甲田山中、タケノコ採りで 青森
80代女性がタケノコ採り中にツキノワグマに襲われ、死亡。
今年初のクマによる死亡事例で県内全域で警報発令。
女性は別々にタケノコ採りをしていた際に襲われたとみられる。
25日午前8時45分ごろ、青森市荒川南荒川山の八甲田山中で、男性から「女性が倒れている」と110番があった。
女性は青森県むつ市の80代で、知人男性と一緒にタケノコ採りのため入山し、クマに襲われた。警察や猟友会などによって救出され、青森市内の病院に搬送されたが、午後3時ごろ、多発性外傷の疑いで死亡が確認された。
県によると、クマによる死亡事例は今年に入ってから初めて。県は県内全域でツキノワグマ出没警報を発表した。
青森市によると、女性は午前8時半ごろ、体長約1.5メートルのツキノワグマの成獣に襲われたとみられる。女性は男性と午前6時ごろに入山し、別々にタケノコ採りをしていた。男性が待ち合わせ場所に戻ったところ、女性が意識のない状態で倒れていたという。