性犯罪・性暴力で懲戒25人増、教員の性暴力「あってはならない」…文科白書原案判明

AI要約

2023年度版の文部科学白書の原案が23日、判明した。児童生徒らへの性犯罪・性暴力で懲戒処分を受けた教員が22年度に119人に上り、前年度から25人増えたことについて「いまだ少なくない件数で推移している」と指摘し、引き続き厳正に対応する方針を明記した。

児童生徒らへの性犯罪・性暴力で懲戒処分を受けた教員が19年度126人、20年度96人、21年度94人と、年間100人前後で推移している。原案は「児童生徒を守り育てる立場にある教員が、児童生徒に性暴力などを行うことは断じてあってはならない」と強調した。

子どもの自殺を巡る問題では、自殺した小中高生が22年は514人、23年は513人だったことに触れ、「引き続き憂慮すべき状況にある」と指摘した。小中学生に1人1台配備された学習用端末を通じて自殺リスクを早期把握することなどの重要性を訴えた。

 2023年度版の文部科学白書の原案が23日、判明した。児童生徒らへの性犯罪・性暴力で懲戒処分を受けた教員が22年度に119人に上り、前年度から25人増えたことについて「いまだ少なくない件数で推移している」と指摘し、引き続き厳正に対応する方針を明記した。文科省が7月中旬の閣議で報告後、公表する。

 児童生徒らへの性犯罪・性暴力で懲戒処分を受けた教員が19年度126人、20年度96人、21年度94人と、年間100人前後で推移している。原案は「児童生徒を守り育てる立場にある教員が、児童生徒に性暴力などを行うことは断じてあってはならない」と強調した。

 子どもの自殺を巡る問題では、自殺した小中高生が22年は514人、23年は513人だったことに触れ、「引き続き憂慮すべき状況にある」と指摘した。小中学生に1人1台配備された学習用端末を通じて自殺リスクを早期把握することなどの重要性を訴えた。