海上自衛隊の哨戒ヘリ墜落、殉職隊員4人の葬送式「尊い犠牲忘れない」…長崎県・大村航空基地

AI要約

海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が太平洋上に墜落し、隊員8人が殉職した事故について、大村航空基地所属の4人の葬送式が営まれた。

殉職した隊員の中には、3佐や2尉、3曹、士長などが含まれていた。

酒井良・海上幕僚長が弔辞を述べ、海上自衛隊の使命を果たすことを固く誓うと表明した。

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が4月に太平洋上に墜落した事故で、殉職した隊員8人のうち、大村航空基地(長崎県大村市)所属の「16号」に搭乗していた4人の葬送式が22日、同基地で営まれた。式は非公開で行われ、木原防衛相ら約610人が参列した。

 殉職した4人は、松田拓也3佐、西畑友貴2尉、福留崇文3曹、甲斐仁蔵士長。

 式では、酒井良・海上幕僚長が「尊い犠牲を決して忘れない。志を受け継ぐべく、海上防衛の任務を全うすることを固く誓う」と弔辞を述べた。

 墜落したもう1機は小松島航空基地(徳島県小松島市)所属の「43号」で、搭乗していた4人の葬送式は、30日に同基地で営まれる。