紀子さま「心が明るくなった」 小児がんサバイバーのダンスに

AI要約

秋篠宮妃紀子さまが国際小児がん学会アジア総会オープニングセレモニーに出席し、英語であいさつを行った。

紀子さまはサバイバーの子どもたちと懇談し、ダンスを披露した子どもたちに感謝の言葉を述べた。

日本で初めて開催されたアジア総会では、小児がんの治療や看護の質を向上させるためのセミナーやシンポジウムが行われている。

紀子さま「心が明るくなった」 小児がんサバイバーのダンスに

 秋篠宮妃紀子さまは22日、横浜市のパシフィコ横浜ノースで開かれた第16回国際小児がん学会アジア総会オープニングセレモニーに出席した。

 母子の健康に高い関心を持つ紀子さまは今回、主催者の医師らとも交流を重ねてきた縁で招かれたという。各国から集った参加者を前に英語で「この大会が、がんを患った全ての子どもたちの生活の質を尊重し、より良い人生を送るための様々な課題を議論する場となることを願っています」などとあいさつした。

 その後、紀子さまはセレモニーでダンスを披露したサバイバーの子どもたちとも懇談。「病気になっても、踊れる人がいるってことを世界の人に知らせたい」と話す子どもたち一人ひとりに身をかがめて目線を合わせ、「素敵な舞台を見せていただいて、ありがとうございました」「心が明るくなりました。これからもご活躍を」などと笑顔で語りかけた。

 2000年から始まったアジア総会が日本で開催されるのは初めて。アジアにおける小児がんの治療や看護の質を向上させようと、国内外から医師や看護師、患者の保護者らが25日まで、最新の研究を発表するセミナーや議論を深めるシンポジウムを開く。(力丸祥子)