首相、総裁再選に意欲 「道半ばの課題ある」

AI要約

岸田文雄首相は、自民党総裁任期満了に伴う総裁選に再選意欲を示し、デフレ脱却や政治改革、憲法改正といった課題に取り組む決意を示した。

首相は、歴史的な転換点である今、勇気と覚悟を持って課題に取り組む必要があると述べた。

内閣改造や党役員人事については明言を避けつつも、秋に経済対策を策定し、外交・安全保障政策に取り組んでいく考えを示した。

 岸田文雄首相は21日の記者会見で、9月の自民党総裁任期満了に伴う総裁選に関し「デフレ脱却や政治改革、憲法改正といった道半ばの課題がある」と述べ、再選に意欲を示した。

 「今日まで結論を出せなかった課題に、勇気と覚悟を持って結論を出していく。歴史的な転換点だから、そうした決断が求められる」とも述べた。

 首相は総裁選出馬やこれに先立つ内閣改造・党役員人事について「先送りできない課題に専念しなければならない。今考えていることはそれに尽きる」と明言を避けた。しかし、秋に経済対策を策定する考えを表明。11月の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)など秋以降に予定される首脳外交日程を挙げ、「準備も考えながら、緊張感を持って外交・安全保障政策に取り組んでいく」と語った。