「あの男は別格」伊藤匠叡王の師匠、宮田利男八段が「ひるおび」生出演で弟子の素顔語る

AI要約

伊藤叡王が幼少時から天才少年として知られ、記憶力や努力について師匠が語る。

伊藤叡王は将棋に全てを捧げ、高校に進学したもののすぐにやめていたことが判明。

師匠が伊藤叡王の将棋に対する強い思いを物語るエピソードを紹介。

「あの男は別格」伊藤匠叡王の師匠、宮田利男八段が「ひるおび」生出演で弟子の素顔語る

 20日に行われた将棋の叡王戦で藤井聡太8冠(21)を破り初のタイトルを獲得した伊藤匠叡王(21)の師匠、宮田利男八段(71)は21日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演し、弟子の素顔などについて語った。

 番組では、伊藤叡王が幼少時に、図鑑や国旗、漢字などをすべて暗記してしまう天才少年だったことを紹介。宮田八段も「記憶力は普通じゃない。あの男は別格です」と、太鼓判を押した。「出来が違う。あまりにも出来がいいので、将棋のプロになれと言ったことはない。プロになるだろうなとは思ったが、できるなら大学に行って別の仕事をしてほしかった」と、明かした。

 また「努力は普通じゃない。たぶん今はほとんどの時間を、将棋に費やし、普段遊びに行くようなことはまず考えられない」とも述べた。

 三段リーグ入りを決めた時には、超難関の理数系の高校に合格し1度は進学したにもかかわらず、ほどなく、教室を訪れ学校をやめたと打ち明けられたことも明かした。宮田八段は「4月の半ばには、もうやめていた。(理由は)はっきりとは分からなかったが、ふらりと現れたので『今日、学校は?』『やめました』『退路を断ったということか』『はい』と(いう会話があった)。それ以上、何も言えなかった」と、伊藤叡王の将棋にかける思いの強さを物語るエピソードも、あらためて口にした。