世耕弘成理事長の辞任求める署名5万件…近畿大教職員有志、「卒業生として恥ずかしい」コメントも

AI要約

近畿大(大阪府東大阪市)の教職員有志は20日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件に関連し、世耕弘成・近畿大理事長の辞任を求める署名が5万件以上集まったと発表した。

有志代表で、藤巻和宏教授と阪本洋三教授が、大阪府庁で記者会見し、署名はオンラインで集められ、世耕氏は同法違反容疑で告発され、現在は無所属の参院議員で、同大学の理事長を続けている。

藤巻教授は「道義的責任を自らの進退で示してもらいたい」と求め、阪本教授も「一番の問題は、5万人以上の声を受け取らないこと。署名を受け取り、対話してほしい」と話した。

 近畿大(大阪府東大阪市)の教職員有志は20日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件に関連し、世耕弘成・近畿大理事長の辞任を求める署名が5万件以上集まったと発表した。世耕氏側に提出を申し入れたが、「受領しない」と回答したという。

 有志代表で、ともに文芸学部の藤巻和宏教授と阪本洋三教授が、大阪府庁で記者会見した。署名はオンラインで3月末~5月末に、同大学の教職員や一般市民などから5万3851件を集めた。「卒業生として恥ずかしい」などのコメントもあったという。

 世耕氏は同法違反容疑などで告発され、不起訴となった。自民党の処分を受けて離党し、現在は無所属の参院議員で、同大学の理事長を続けている。

 藤巻教授は「道義的責任を自らの進退で示してもらいたい」と求め、阪本教授も「一番の問題は、5万人以上の声を受け取らないこと。署名を受け取り、対話してほしい」と話した。