兵庫知事「必要な指示、指導」とパワハラ否定 元県民局長文書問題、定例会見で主張 斎藤兵庫県知事の告発文書問題
AI要約
兵庫県の西播磨県民局長だった男性が斎藤元彦知事らの違法行為などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、斎藤氏は自身の行為を否定し、パワハラにはあたらないとの認識を示した。
文書に書かれたその他の疑惑についても、斎藤氏は全てを否定し、事実ではないと主張した。
斎藤氏は過去の会見で文書の内容を否定していたが、内部調査や第三者機関での再調査を経て、その理由を避けていたが、最新の会見で一部の点について説明した。
兵庫県の西播磨県民局長だった男性（６０）が斎藤元彦知事らの違法行為などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、斎藤氏は２０日の定例記者会見で、職員を怒鳴ったなどとされる自身の行為について「業務上必要な指示、指導だった」と述べ、パワハラにはあたらないとの認識を示した。文書に書かれたほかの疑惑についても、「事実ではない」などと全て否定した。
斎藤氏は３月２７日の会見で、文書の内容を「事実無根」「噓八百」などと否定したが、これまで内部調査や第三者機関での再調査を理由に説明を避けていた。
この日の会見で斎藤氏は、文書で「公用車を降りて歩かされただけで職員を怒鳴り散らした」と指摘された点について、当時の自身の言動は覚えていないとしつつ、職員に対し「厳しく叱責したことはあったが、業務上の範囲内だった」と説明。こうした行為は「組織である以上、必要かと思う」などと述べた。
