【叡王戦】藤井聡太叡王V4目指す「間隔は詰まった方がいいタイプ」棋聖戦第2局から中2日

AI要約

藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)が4連覇&8冠を目指す中、同学年の伊藤匠七段(21)が初タイトル獲得を目指して叡王戦5番勝負で対決。第5局が始まり、注目が集まる。

先手の藤井は過去に棋聖、王位との連続挑戦経験があり、対局間隔が詰まった方が集中力を高めるタイプであることを示唆。調子も良好で臨んでいる。

藤井は今回も強行軍を経験した過去を活かし、大一番に臨む構え。対する挑戦者の伊藤も初タイトル獲得に向けて全力を尽くす状況である。

 藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)の4連覇&8冠堅持か、同学年の挑戦者伊藤匠七段(21)が下克上を起こして初タイトルを獲得するか。お互い2勝2敗で迎えた、将棋の第9期叡王戦5番勝負最終第5局が20日午前9時から、甲府市「常磐ホテル」で始まった。注目の大一番の先手後手は振り駒の結果、歩が3枚出て、藤井が先手、伊藤が後手となった。

 先手の藤井は現在、山崎隆之八段(43)の挑戦を受ける棋聖戦5番勝負とかけ持ちしている。17日には新潟市で第2局を戦い、連勝して甲府入りした。中2日でのタイトル戦だが、「対局間隔が詰まった方がいいタイプ」と話している。

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言明けとなった4年前の6~7月には棋聖、王位と連続挑戦を決め、2カ月で17局(テレビ棋戦を除く)もこなした。特に7月12日に札幌市に移動して13、14日の2日制で王位戦第2局を戦うと、15日にそこから大阪市に移動して16日の棋聖戦第4局を制して初タイトルを獲得している。「強行軍を経験したのが大きい」と述懐している。

 今回は調子を上げて、この重要対局へと臨む。